鯨野駅舎と図書館

 鯨野の古い駅舎は地上に街があった頃、隣街とつながっていた名残である。今は鯨野の博物館になっており、浮島の植物の種子のサンプルだとか、採掘してきた鉱物標本だとかが展示されていて誰でも好きなときに見ることができる
 また、その駅舎から右翼側に道なりに歩いて行くと小さな図書館がある。収められているのは鯨野の住人が書き記した日々の記録や物語などの様々な書物だ。鯨が地上に降りるとき図書館は地上の人々にも解放される。人々はそれらの書物のことを鯨野文庫と呼んでいる。


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